日日是好日~「お茶」がおしえてくれた15のしあわせ
茶道を習っていない友人が「私が読んでおもしろかったから お茶をやってる人ならもっとおもしろいんじゃない?」と薦めてくれたエッセイ、日日是好日~「お茶」が教えてくれた15のしあわせを読みました。
友人の予言通り、「そうそう!そういうことよね…上手に言わはるわぁ~」と感心しながら読みました。
著者は大学生のとき、同級生のお母さん(お茶の先生)の立ち居振る舞いが「タダモノではない」と思ったことがきっかけで、従妹に誘われるまま何気なく茶道を習い始めます。最初は「なんでこんなことするの!?」とわけがわからないことだらけ。先生に「なぜ?どうして?」と尋ねても「今はわからなくてもいいの」と言われるだけ。
何度やっても手順が覚えられなくて、やっと覚えたと思ったら またお道具が変わってお点前も変わって…「自分は お茶に向いてないんだ」と思いつつお稽古に通うこと数年。ある雨の日、とつぜん「そういうことだったのか!」と「見えて」きて すぅっと身体のなかに入っていったといいます。
途中でくじけそうになりながらも25年間お稽古を続けてきた著者が
「お茶」から学んだことを人生に活かす心構えを綴っています。
まえがきに 映画『道』について書いてあるんです。
著者は この映画を小学5年生のときに親に連れられて行った映画館で観たとき、さっぱり意味がわからず、どこが名作なんだろう、ディズニーのほうがよかったのにと思っていたと。
大学生になって再び見たとき、内容は初めて見たも同然、「こういう映画だったのか!」と胸をかきむしられて ぼろぼろ泣いたんだそう。
その後 仕事探しにつまずきながら、失恋もし、自分の居場所を探し続け、30代半ばになってまたこの映画を見たとき、過去2回見たときには全然気づかなかったセリフや表情に驚いたらしい。
物事には すぐにわかることと、この映画のように一度ではわからないこととある。
茶道は映画「道」のように、若いときにはわからなかったことも 年月を経て、経験を重ねるうちにわかってくる物事のひとつなんだということを知った、というんですね。
雨の日は静寂のなかに雨の音を聞き、晴れの日はうららかな陽気を楽しみ…
「日日是好日」=毎日が「好日」なんだということ。
すべてのお点前に理由があり、お茶の世界に一切の無駄はないということ。
この季節にこのお客を招き、このお道具を使うのは一度きり、
茶事はいつも「一期一会」の気持ちで臨むこと。
著者はまえがきで触れていただけですが、これらのことはすべて映画「道」でも描かれていました。
どんな境遇でも自分が置かれた立場に納得し、それを楽しむこと。
道端の石ころにも命があり、誰かの役に立つかもしれないということ。
明日 死ぬかもしれない、という覚悟で すべてのことに対処すること。
イタリア人監督が50年前に作った映画に、日本人が生来持ち合わせている精神性が描かれているとは思いもしませんでした!
偶然、同時期に味わった映画とエッセイが 私のなかでひとつになりました。
二つの作品に教わったこと、これから生きていくことの指針にしたいと思います。
…っていったら かっこいい?(笑)
エッセイの感想なのか、映画の感想なのか ワケワカメになってきました←なんやそら(汗)
友人の予言通り、「そうそう!そういうことよね…上手に言わはるわぁ~」と感心しながら読みました。
著者は大学生のとき、同級生のお母さん(お茶の先生)の立ち居振る舞いが「タダモノではない」と思ったことがきっかけで、従妹に誘われるまま何気なく茶道を習い始めます。最初は「なんでこんなことするの!?」とわけがわからないことだらけ。先生に「なぜ?どうして?」と尋ねても「今はわからなくてもいいの」と言われるだけ。
何度やっても手順が覚えられなくて、やっと覚えたと思ったら またお道具が変わってお点前も変わって…「自分は お茶に向いてないんだ」と思いつつお稽古に通うこと数年。ある雨の日、とつぜん「そういうことだったのか!」と「見えて」きて すぅっと身体のなかに入っていったといいます。
途中でくじけそうになりながらも25年間お稽古を続けてきた著者が
「お茶」から学んだことを人生に活かす心構えを綴っています。
まえがきに 映画『道』について書いてあるんです。
著者は この映画を小学5年生のときに親に連れられて行った映画館で観たとき、さっぱり意味がわからず、どこが名作なんだろう、ディズニーのほうがよかったのにと思っていたと。
大学生になって再び見たとき、内容は初めて見たも同然、「こういう映画だったのか!」と胸をかきむしられて ぼろぼろ泣いたんだそう。
その後 仕事探しにつまずきながら、失恋もし、自分の居場所を探し続け、30代半ばになってまたこの映画を見たとき、過去2回見たときには全然気づかなかったセリフや表情に驚いたらしい。
物事には すぐにわかることと、この映画のように一度ではわからないこととある。
茶道は映画「道」のように、若いときにはわからなかったことも 年月を経て、経験を重ねるうちにわかってくる物事のひとつなんだということを知った、というんですね。
雨の日は静寂のなかに雨の音を聞き、晴れの日はうららかな陽気を楽しみ…
「日日是好日」=毎日が「好日」なんだということ。
すべてのお点前に理由があり、お茶の世界に一切の無駄はないということ。
この季節にこのお客を招き、このお道具を使うのは一度きり、
茶事はいつも「一期一会」の気持ちで臨むこと。
著者はまえがきで触れていただけですが、これらのことはすべて映画「道」でも描かれていました。
どんな境遇でも自分が置かれた立場に納得し、それを楽しむこと。
道端の石ころにも命があり、誰かの役に立つかもしれないということ。
明日 死ぬかもしれない、という覚悟で すべてのことに対処すること。
イタリア人監督が50年前に作った映画に、日本人が生来持ち合わせている精神性が描かれているとは思いもしませんでした!
偶然、同時期に味わった映画とエッセイが 私のなかでひとつになりました。
二つの作品に教わったこと、これから生きていくことの指針にしたいと思います。
…っていったら かっこいい?(笑)
エッセイの感想なのか、映画の感想なのか ワケワカメになってきました←なんやそら(汗)
by mayukw
| 2010-03-30 12:24
| 本・コミック
vocal&pianoユニットMère(メール)のピアノ弾き。 私のお気に入りをちょこちょこと書き綴る日記です。
by mayukw
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